

今回は顔面多汗症の治療についてです。
私もかなりの顔面多汗症ですので、ここはすごく真剣になる部分です。
「半側発汗」という言葉を聞いた事がありますか?
顔面多汗症を抑えるには、半側発汗(はんそくはっかん)という作用を利用するといいと言われているんです。
半側発汗とは 「身体の片側に圧を加えると、反対の片側だけが発汗する」という作用のことをいいます。
具体的には、皮膚圧反射という手法を実施します。
半側発汗の特徴は、
「体の一部を圧迫することで、圧迫されている側の汗の量が減り、逆側の汗の量が増える」というものです。
半側発汗は、身体の左右上下の反対方向に作用するんです。
なので、顔の部の汗を減らす一つの方法としては、胸の周りを強く圧迫します。
そしたら、上半身が圧迫されて、顔や頭からの汗が減ります。
そして体の上下反対方向に左右しますから、体の下半身の汗の量が増えるという事になります。
私は着つけの先生で、よく着物を着ます。
その時に、胸の部分をヒモでギューっときつく締めてしまうと、たしかに顔とか頭は汗をかかないかもしれません。
でも、ちょっと具合が悪くなりやすいかも・・
でも、一理はあるなって思いました。
ただ、一回、着物を人に着せてもらって結婚式にいったとき、その着つけ師が、すっごく胸の部分をきつくヒモで結んだんです。
確かに、顔と頭には汗をかかなかったけど、結婚式の後半はすごく具合が悪くなってしまって、辛かったです。
適度な締め具合を知ると、顔面多汗症に効果がある方法だなって思いました。

